こんなことを打ち明けるのは、少し勇気がいるんですけど、僕は不安障害に悩んでおります。パニック障害と社交不安障害、両方とも症状が出ているので、いつも心が落ち着かないんです。どんなときでも急に不安が襲ってきて、息が苦しくなったり、胸が痛くなったりします。それが、人前に出るときなんかは特に酷くて、友達と話すのも、先生に質問するのも怖くなってしまいます。
高校生活は楽しいはずなのに、僕は毎日が戦いのようで、ほんとに疲れてしまいます。不安障害と知ってから、心の中には「自分はおかしいのか」という思いが強くなってしまいました。それがまた不安を煽るようで、自分自身を追い詰めている気がします。
頭でわかってはいるんです。不安障害は病気で、自分のせいではないこと。でも、心がついていかなくて、どうしたらいいのかわからないんです。何か良い方法、心に寄り添うような言葉を、お聞かせいただければ幸いです。
お悩みについてのアドバイス
あなたの心の中にある不安や恐怖、そしてそれによる苦しみ、しっかりと受け止めます。そのような感情に襲われるのは、とても辛いことでしょう。しかし、それを勇気を持って打ち明けてくれたあなたは、非常に強い方だと思います。まずはそのことを認めてあげてください。
あなたが抱えている不安障害、パニック障害や社交不安障害は、まったくの自分のせいではないということを理解しているあなたは、すでに一歩前進しています。しかし、その知識が心にまで落ち着いていないというのは、当然のことです。心は体とは違い、すぐには変わらないからです。
私たちの心は、自然と安定を求めます。しかし、あなたの心が今求めている安定は、不安な気持ちをなくすことではなく、それと向き合うことかもしれません。水面に波が立ったとき、それを無理に抑えようとすると、逆に大きな波が生じます。しかし、波をそのままにしておくと、やがて自然と静まっていきます。
自分の心の波をそのままにしてみること、それが意味するのは、自分の感情を否定せず、そのまま受け入れることです。不安や恐怖を感じても、それはあなたがおかしいからではなく、あなたが人間だからです。それを理解し、受け入れてみてください。
あなたの感じている不安は、あなた自身を守ろうとする心の反応です。それを否定するのではなく、感謝することで、心は少しずつ落ち着いていくでしょう。無理に頑張らなくても大丈夫です。心の波が静まるのを待つこと。それが今、あなたに必要なことかもしれません。
どうかこの言葉が、あなたの心に寄り添うような言葉であれば幸いです。
