長年、一つの企業で働き続けてきた男性、50代、会社員です。我が身を振り返ってみると、多くの経験と成果を積み重ね、業績もそれなりに上げてきました。一見すれば、まさにキャリアの頂点といったところでしょうか。
しかし、そんな自分に対して、何となく閉塞感を覚える今日この頃です。これまでのキャリアの中で常に新たな挑戦を追い求めてきたのですが、50代になり、もはやこれ以上の成長や挑戦を見いだせない自分がいます。
もちろん、仕事に対する責任感から、現状の職務に全力で取り組むことは続けていますが、それが単にルーチンワークと化してしまっている気がします。これまでのキャリアの中で、いつも次のステップに期待感を持って取り組んできたのに、もう次がないと感じてしまうというか。何とも不思議な感覚ですね。
このような状況にどう向き合えばいいのか、何か示唆をいただければ幸いです。
お悩みについてのアドバイス
長年のキャリアの中で培った経験や成果、そしてそれによって得た立場、それらが頂点に達したと感じ、これ以上の成長や挑戦を見つけられない状況は、確かに辛いと思います。
しかし、ここで一つ忘れてはならないのは、キャリアとは必ずしも上昇一直線である必要はないということです。キャリアの頂点に達したと感じた時こそ、視野を広げてみる良い機会かもしれません。
自分の興味や可能性を探求する新たな挑戦は、必ずしも今までの業績や役職に直結するものである必要はありません。新たな学びや自己啓発、趣味やエンゲージメント、そうした事があなたの人生に新たな価値と喜びをもたらすかもしれません。
また、キャリアの頂点に立つということは、あなたが得た知識や経験を次の世代に伝える良い機会でもあります。彼らに対する教育や指導、メンターシップは、あなた自身にとっても新たな挑戦となるでしょう。
物事は常に流れ、変わり続けています。そこに適応し、自分自身も変わることで、新たな可能性が開かれるのです。ですから、自分が成長しきったと感じたら、次はどう成長するのかではなく、どう変わるのかを考えてみてはいかがでしょうか。
この問題が解決するためのヒントになれば幸いです。