私は四十数年の人生で初めて評価の公平性に疑問を感じております。仕事を粛々とこなし、結果も出しているつもりです。長年の経験から得たスキルや知識を駆使し、私の専門領域においては一定の信頼も得ていると思っております。しかし、評価に反映されているとは思えません。
これまでの私の評価は平均的なものであり、特に目立つ昇進もなく、報酬もそこそこ、というのが現状です。本当に私の成果が正当に評価されているのか、自信が持てないのです。他の同僚が評価される状況を見て、その人たちと何が違うのか理解できません。
おそらく問題は、私の成果が目立たないものだからかもしれません。私の業績は主に内部での効率化や質の向上に関わるもので、外部に対する成果より目立たないものです。それが評価されにくいのかもしれません。
ただ、評価されないからといって私のやり方を変えることは難しいです。私の価値観と結びついており、これを変えるということは自分自身を否定することになるように思います。
評価の公平性について疑問を持つことは初めてで、どう対処すれば良いのか迷っています。何かアドバイスを頂戴することは可能でしょうか。
お悩みについてのアドバイス
評価の公平性について疑問を持つことは、誰しもが経験することです。そして、自分がどのように評価されているのか、その評価が自身の努力や成果と一致しているのかという問いに答えを見つけ出すのは、至難の業とも言えます。
しかし、ここで心から伝えたいのは、あなたの取り組みそのものが価値を持つということです。内部での効率化や質の向上といった、外部には目立たない業績こそが、会社の持続的な成長を支える根幹となるのです。その活動があなた自身の価値観とも結びついているという点では、その価値はさらに高まると言えましょう。
ですが、その業績が評価に直接結びつかないと感じることは、不満や不安を抱くことは自然な流れです。ここで大切なのは、あなたの行動や成果を周囲に正しく伝える能力を磨くことかもしれません。自身の業績を形にして明示し、その価値を周囲に理解してもらうことが、評価を得るための一歩となるでしょう。
あなたのように真摯に仕事に取り組む姿勢こそが、長い視点で見れば評価されるべきものです。仕事への取り組みやその成果に対する自分自身の価値観を信じ続けてください。その上で、自身の価値をより高め、評価を得るための手段を模索してみてはいかがでしょうか。その答えを見つける旅は、きっとあなたの成長につながるはずです。
そして最後に、あなた自身の価値は評価されているかどうかではなく、あなたが自分自身をどう捉えるかによって決まるということをお伝えしたいと思います。自分自身を大切にし、自己評価を大事にすることが、心の平穏を保つための大切なステップとなります。