40代半ばの会社員として働いているのですが、最近自分のキャリアの方向性について深く考える機会が増えました。一方で、自分のキャリアを指導し、助言をくれるようなメンターやロールモデルが身近にいないことに気づきました。
以前は、直属の上司がその役割を果たしてくれていたのですが、上司が変わり、その人とは考え方が合わないと感じることが多くなりました。また、他の部署の人も自分の業務内容を理解してくれていないようで、役立つアドバイスをもらえません。
更に、私自身が長年の経験を持っていることから、新たな視点やアイデアを提供してくれるメンターを見つけるのが難しくなっています。同年代の同僚たちは自分と同じような立場にあり、お互いに学ぶことができる状況ではありません。
一方で、知人や友人からは、自分が先輩として彼らのメンターになることを期待されているようで、その役割に対するプレッシャーも感じています。自分自身がまだまだ成長する余地があると感じている中で、他人を指導することに自信が持てないのです。
このような状況を打開するための一策があれば、教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
お悩みについてのアドバイス
あなたのご相談、しっかりと伺いました。会社員として、また自身のキャリアを築いてきた一人の人間として、周囲に自分を指導、助言してくれるメンターやロールモデルがいない状況に不安を覚えること、私もよく理解できます。
まず始めに、自分自身を見つめ直す時間を持つことが重要でしょう。あなたがこれまで積み上げてきた経験や知識、そして自身が向かいたいキャリアの方向性を明確にすること。これは、自分が進むべき道を自分自身で見つけ出す第一歩となります。自らが主体となって考えることで、新たな視点や発見があるかもしれません。
その上で、自分と同じ立場でなくても、違う視点や経験を持つ人から学ぶという視点も持つと良いでしょう。自分とは異なる背景を持つ人から視野を広げるきっかけを得ることも可能です。時には、年齢や立場、経験の違いからくる視点の違いが、自分にとって新たな視野を開くきっかけになることもあります。
また、あなたが他人のメンターになることへのプレッシャーについては、無理に全てを背負い込む必要はありません。むしろ、あなた自身がまだ学びたいという姿勢を持つことこそが、他人にとっての良きメンターであると私は思います。自身が成長する過程を共有することで、あなた自身も他人も一緒に成長できるのです。
そして最後に、どういった形であれ、心の平和を追求し続けることが大切です。どんなに波乱含みの状況であっても、心の平和を保つことができれば、それが最高のメンターシップだと言えるでしょう。これは、あなた自身への教えでもあります。
言葉に表すことは難しいかもしれませんが、何より大切なのは、あなたがあなた自身であること。その道を歩むあなた自身を信じ、自分のペースで進んでいくことを忘れないでください。