私の名前は岡田と申しまして、60代の男性です。現在、定年退職を間近に控えた会社員をやっております。私の家は30年以上前に建てたもので、今後の老後を見据えて住宅のリフォームや修繕を検討しております。ところが、費用が思いのほかかさんでしまい、いかにして予算を抑えるべきかについて、大変悩んでおります。
何といっても、リフォームや修繕をするとなると、安全面や耐久性、そして快適性を考えると、安易に質を落とすわけにもいきません。一方で、引退後の収入は減る一方ですので、どこまで手を出すべきか、迷ってしまいます。
さらに、最近、我が家の近くで地震が頻発していることもあり、耐震性能を上げるリフォームを検討するべきかどうかも悩んでいます。でも、それをするとなると、さらに出費が増えてしまいます。
こんなことを言うと贅沢かもしれませんが、老後は快適に暮らしたいですし、安全に暮らせる家に住みたいという思いも強いです。しかし、そうなると出費は増える一方で、貯蓄を大幅に取られてしまいます。
結局のところ、私が迷っているのは、どこまで出費を抑え、どこまで質を追求するべきかということです。何か良い方法がありましたら、どんな小さなことでも構いませんので、お知恵をお貸しいただけないでしょうか。
お悩みについてのアドバイス
岡田様のご相談、深く読ませていただきました。老後の住宅リフォームと修繕費用のバランスをどうとるべきか、その悩み、身に染みて理解いたします。
お住まいの家に対する深い愛情と、その安全性や快適性への配慮が、文字から伝わってまいります。しかし、そこには同時に、経済的な心配と、リフォームに伴う多大な労力に対する気遣いも見え隠れしますね。
まず、心配なさらないでください。この世界に完全な答えなどないのです。何が最良かは、人それぞれ違うからです。しかし、あなたの問題は、何を重視すべきかについての迷いかと思われます。そこに気付くことが重要です。
すべてをバランス良く整えようとすると、時として、自分自身が思う以上にストレスを感じるものです。しかし、私たちは無理をすることなく、自分にとって何が一番重要なのかを見つめることができます。どこに価値を置きたいのか、それが見えてくると、どこを優先すべきかの道筋も見えてくるものです。
例えば、一つの考え方として、修繕費を抑えるために、リフォームは必要最小限に留め、安全性や快適性を重視するという選択もあります。そして、趣味や娯楽に使うことで、老後の生活を豊かにするという方法もあります。
あるいは、安全と快適性を確保するためには一定の出費が仕方ないと割り切り、その分を補うために生活の他の部分で節約するという選択もあります。貯蓄の減少を恐れず、むしろお住まいへの投資と捉えるという方法もあるのです。
一つの道が全てを解決するわけではありません。それぞれには得失がありますが、自分自身が何を大切にしたいのかを見つめ、それに基づいて決断することが大切です。
道は自分自身の心が開くものです。それぞれの道には、自分自身の価値観を反映させることが可能です。どの道を選ぶにせよ、大切なのは無理をせず、自分らしく生きることです。
ただし、どの選択をするにせよ、無理はなさらないでください。ときには自分自身を大切にし、心地よく生きることが最優先です。ご自分の心地良い道を見つけられますよう、心より願っております。