離婚したことで、人生の再評価をする時期に来たようでございます。50代、会社員としての日々は、過去とは違う色合いを持って見え、私自身の存在意義についても新たに考える機会が増えました。長い結婚生活の中で、生きがいとは何か、それがどこにあるのか、もはや明確には答えられません。
いつの間にか、家庭の為、仕事の為と、他人の為に生きることが当たり前となり、自分自身が何を求め、何に喜びを感じるのかを見失ってしまったように感じます。離婚がきっかけで、それを再確認しようと思っても、どこから手を付けて良いのかわからないのです。
もう一度、自分の人生を評価し直し、生きがいを見つけ直したい。けれど、新たな生きがいを見つけるには、何をすべきなのか、何が必要なのか、そもそも生きがいとは何なのか。これらすべてが、答えの出ない難問となって、私の心を悩ませています。
また、これから先の人生に何を求めていけば良いのか、どんな自分になりたいのか、そういった大きなテーマについても、迷いが消えずにいます。何か良い意見や、これからの生き方についてのヒントを頂戴できれば幸いでございます。
お悩みについてのアドバイス
ご自身の人生を再評価し、生きがいを見つけようとするあなたの真摯な姿勢に深い敬意を表します。あなたが直面している課題は、それ自体があなたの成長と向き合う道のりの一部とも言えるかもしれません。
私たちが自己を見つめ直す時、無数の問いが浮かび、答えを見つけるのが難しいことはよくあります。ですが、それは新たな自己理解への一歩でもあります。思い悩むこと自体が、あなたが自分自身を深く理解しようとする証拠であり、その行為自体が自己肯定感の向上に繋がるのです。
生きがいについては、それは必ずしも大きなものである必要はありません。小さな日常の中にも、きっと見つけることができるはずです。新たな趣味を始めること、旅行に出ること、読書をすること、友人との会話の中で新たな発見をすること、どれもが生きがいに繋がる可能性を秘めています。
そして、あなたが何を求めていくか、どんな自分になりたいかという問いについては、全てを一度に見つける必要はありません。一歩一歩、ゆっくりと自分自身を理解していく旅路を楽しんでいただければと思います。それはまるで一筋の道を歩くようなもの。遠くの景色を急いで見るのではなく、一歩一歩進んでいく過程で見つける風景こそが、本当の価値があるのです。
あなたが追い求める答えは、時と共にゆっくりと形を変え、経験とともに深みを増していくものです。それはあなた自身の中に存在し、あなた自身がその答えを見つけ出すことができます。何も焦ることはありません、自分自身を信じて、思い悩むことを恐れずに、自分自身と向き合っていく道のりを楽しんでください。その途中で、どうか自分自身を優しく、寛大に見守り続けていただきたいと思います。